いわし料理すゞ太郎で見た、生き馬の目を抜く激戦区・神田の本気

庶民の魚と言われていたイワシが高級魚になって久しいですが、どうしてもイワシを食べたくなることが年に1回か2回あるらしい。というわけで、神田のすゞ太郎に行ったら、まぁ驚いた、美味しくて。

すゞ太郎でイワシを食べる

私は残念ながら（？）、魚をそれほど渇望する民族ではないのですが、海の民は魚がないと生きていけない模様。という訳で、魚を食べに行きます。

向かった先は安心の神田。神田は生き馬の目を抜く歴戦のビジネスパーソンが跋扈する街だけあって、飲食店のトータルなレベルが物凄く高い印象です。

そんな安心・安定な神田で選んだのは「すゞ太郎」という、いわし料理専門店。これが凄かった。

繰り返しますが、私はどちらかというと陸・山の人間で、海の幸の味の違いはそれほど分からず・・・なのですが、すゞ太郎は違った。

特にいわしのような青魚は、人によっては好き嫌いが分かれるところ。どんなものかと思ったら、驚くほどクセがない、それでいて脂がのって、締まっていて、こんなにいわしって美味しかったっけ！？

海の民は目を輝かせて、いわしの刺身をそれこそなめまわすように平らげ、もう一皿。それでも足らず、もう一皿。まだまだ足らずもう一皿。

「頼み過ぎじゃないのか！？」とヒヤヒヤしてお店の人に平謝りしながら注文したら、商売上手か、本心か、僕らの食べっぷりの良さにとても喜んでくださったようで、「どうぞどうぞ、もっともっと」と笑顔で答えてくださる。

まぁ、なんとお優しい。知らないよ、どうなっても(;´Д｀) 私たち、白髪で真っ白で年老いた外見から想像もつかないのフードファイターなんですよ？？

結局、刺身を含め、何皿、何品注文したでしょう。いつものことながら会計のことは一切気にせず、全身全霊、魂を込めて食べ尽くしました。

ダイソンのように食べ、底なし沼のように飲んで、あぁ何という幸せなひと時。さぁ現実に戻るか・・・と会計をしてもらったところ！！

えぇ、2万円行かない！？ 2人であれだけ飲んで食べたのに、しかもめちゃくちゃ美味しいのに！？思わず目を疑って、再計算をお願いしてしまったほど。４万は超えるかと思っていたら、半分以下に収まってしまって、むむ、もっと食べておけばよかった。いや、もうお腹いっぱい、ごちそうさまでした(;´Д｀)

さすが激戦地・神田。また凄いお店を見つけてしまった。いわし食べたくなったら、また来よう、すゞ太郎へ。