黒猫氏の撮影に、飲み歩きのご飯写真の撮影に、超大活躍のDRズミクロン。2022年の買ってよかった散財アイテムNo.1を獲得しそうなほど愛用しています。ただ1点、どうしても困ったことが・・・。普通に使ってもテーブルフォトでも、どちらも素晴らしいのだけれど、M3でしか使えないのが悩みの種。M10Mは構造上難しいとして、せめてM5で使えるようにならないの?
Leica M5でDRズミクロンの近接撮影はできますか?
持ちやすさと手ブレのしにくさ、露出の合わせやすさなど、人間工学の粋が詰まったカメラとして、ライカはもちろん他のどのカメラよりも優れている(と僕が勝手に思う)Leica M5。このM5で近接撮影できたらなぁ・・・。
Leica M5でDRズミクロンの接写はできません
抜群の使いやすさを誇るM5でDRズミクロンの近接撮影ができたら、露出バッチリ&手ブレ抑えられて万々歳。なんですが、悲しいかな、Leica M5にDRズミクロンは装着できません。
いや、これは正しくなかった。レンズ自体は装着可能、撮影可能です。装着できないのは近接メガネのほうでした。
Leica M5にDRズミクロンのメガネを装着できない理由
レンズは装着できるのにメガネが装着できないとはコレ如何に!? 理由はメガネを見れば一目瞭然でした。
メガネの出っ張り(支持棒?)が邪魔をする
M5にDRズミクロンの近接メガネを装着できない原因がコチラ。メガネについている出っ張りがつっかえて、奥までメガネが挿入できず、近接側にレンズが動かないのです。
あとほんの数ミリで装着できそうなのに、ぐぬぬ、ライカの異端児M5の悲劇よ。なぜ君は愛されなかったのか。なぜM5ではなくM6が復刻されてしまったのか。
悪魔のささやき・・・メガネの出っ張りがなくなればいいんじゃね?
あと少しでM5でもDRズミクロンの近接使えそうなのに。この出っ張りさえなければ・・・そんな悶々とした思いを抱えていたら、誰かが何やら囁いてきます。You、切っちゃいなよΨ(Φ皿Φ)))~
この出っ張りさえなくなれば・・・
よくよく見ると、近接メガネの装着を妨げる出っ張りはゴム?プラスチック?でできており、先端だけ削ればM5にも装着できそうな気配。
ふむ、なるほど、思いのほかシンプルな構造なのだな。取り敢えず、ビールでも飲むか。
プシュ、グビグビ・・・
プシュプシュ、グビグビグビ・・・
プシュプシュプシュ、グビビビビビ・・・
ギャ────∑(゚Д゚; )────ァァッ!!
Leica M3にDRズミクロンを付け直せるだろうか・・・
やってしまった、あ~ぁ、これでこのDRズミクロンは僕のところで一生を終えることになりました。ここまでやって、まったくピント合わずのピンボケ連発だったらどうしよう:(;゙゚”ω゚”):
M5+DRズミクロン近接メガネ付きの雄姿
まずはブツを切り落としたDRズミクロンの近接メガネをM5に装着。おぉ、付いた。無事装着できましたε-(´∀`*)ホッ まずは第一関門を無事クリアできてひと安心です。
次なる関門、そして最大の関門である近接撮影はどうだろう!? 上手く撮れるだろうか・・・
M5+DRズミクロンで接写・・・できた(;゚д゚)…
ではでは早速に試写オブ試写。ライカM5とDRズミクロンによる近接撮影の結果は・・・できたできたぞ(゚Д゚;)
恐れていたピンボケも僕の失敗以外はどうやらなさそうで、狙ったところに来ている模様。露出はさすがM5の現役露出計は優秀でドンピシャバッチリ。これは使える、M5でDRズミクロン使えるではありませんか(゚Д゚;)
惜しむらくは、というかコレは自分のせいなのですが、M5の距離計の縦ズレがひどすぎてピント合わせが煩わしいったりゃありゃしない。M5、購入してから15年近く経っているし、オーバーホールに出したいなぁ。
M3でも引き続きDRズミクロンは使用可能ε-(´∀`*)ホッ
さらにもう1つの懸案事項だったM3で引き続きDRズミクロンを使えるかどうかという点。出っ張りを削ってしまったけれど、さすがにM3への装着は問題なくOK。若干、ほんの少しだけ、カタッと動くようになったか!?
それ以外は全然OK。M3とDRズミクロンの近接写真を現像したところ、ピントなどにも問題ないようで、ふむふむ、あぁ良かった。これでM3とM5の両方でDRズミクロンを完璧に使えるようになりました。もう売り物にならないけど(;^_^A
良い子のオジサマはくれぐれも真似しないように。やるならすべて自己責任で腹をくくってくださいませ。
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