Leica M3は持ち出す頻度が最も高いカメラ。しかしながら、手持ちのカメラの中で唯一露出計が付いていないのもこのカメラであります。M3でも正確な露出を測りたい。そう思って導入したセコニック スタジオデラックスL-398に悪戦苦闘しております(;^_^A
スタジオデラックスL-398をM3の露出計測に
露出を測るためにわざわざiPhoneを取り出してアプリを起動し、カメラを被写体に向けるのは煩わしいし、いささか格好よろしくない。それに、せっかくだし自分の意図で露出を決められるようになりたい。
L-398Aがありました
iPhoneアプリではない露出計を常々考えていて、ふと思い出しました。そう言えば、引き出しのどこかに露出計があったなと。
それがコレ。セコニックのスタジオデラックスL-398であります。
入射光式の露出計で、物体の反射率に影響されない「標準露出」が分かる優れもの。しかも電池要らずで、永久に使えると記憶しておりました。
全然露出が合わないスタジオデラックス
十数年前に購入して、でも実はそのままほとんど使わず放置していたL398。はて、なんで使わなくなったのだろう・・・と思い返してみたら、思い出しました。全然使い方分からなかったからだw
スタジオデラックスL398での露出合わせが難しい
まずはご覧ください、コチラの写真。入射光式なので、その場の光だけで露出が決定されます。うん、これメッチャどアンダー(;^_^A
ローライの露出計(反射光式)が指し示す値より2段くらい暗かったでしょうか。これは厳しい、露出読むの超ムズイ・・・と思って、この露出計を使わなくなってしまったように記憶しています。
露出を自分で決める醍醐味と厄介さ
露出と言えば、特に黒白写真では、写真の肝となる部分です。だがしかし、僕は露出計が示した値を信じられず、常にカメラ内臓の露出計に頼っておりました。
露出計は陰影を捉えるためのもの
そもそも僕は露出計がどういう役割を果たすのか、根本的なことすら理解していなかったと思います。↑の写真はiPhoneアプリで露出を測って撮影したもの。一方下の写真はセコニックに従って露出を合わせて撮影したもの。
ほぼほぼ近しい結果だけれど、セコニックで合わせたほうが若干アンダー気味か!?
写真の意図が求められてしまう
露出計を使うようになると、今までみたいに何でもかんでもバカスカ撮影してフォトショで改善という訳にはいかなくなります。前もってどんな写真にしたいか、完成形を思い浮かべる必要があるように思うのです。
写真に意図なんて込めたことあったか?
だがしかし、ここで大問題。そもそも自分の写真に露出で意味づけしようと思ったことあったっけ(・_・;)? いつもカメラについた露出計かiPhoneアプリの言いなりで「写っていればOK」が必要十分条件ではなかったか!?
そう思うと、入射光式の露出計の導入は、明確に写真の意図を求められるようで、まぁ大変! 意図なんてないよ、写っていてくれさえすればいいよ、僕の写真は単なる酒飲みの道楽だよぉぅ(;´Д`)
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