本日は上板橋に来ました。もう2年以上前になりますでしょうか、要町にある保護猫カフェを訪れたのは(⇒参考記事)。その保護猫カフェが上板橋に新しい保護猫カフェ「上板にゃんこ亭」をオープンさせたというので行ってみたのです。
上板にゃんこ亭へ
本日のお供はライカM10モノクロームとズミルックス50mm、それと珍しくズマロン28mmを携えて。
凍てつく寒さの中、上板橋へ
上板橋へはバスと徒歩の組み合わせ。バスでの移動は、電車やクルマ、自転車と比べるととても不便で時間もお金もかかるものですが、滅多に通らないルートを知ることができるので、これはこれで良い遠回りかもしれません。
FIVポジティブの猫のための保護猫カフェ
ちなみに、この上板にゃんこ亭、保護猫カフェではあるけれど、ちょっとだけ毛色が異なります。というのも、FIV(猫エイズ)ポジティブの猫のためのスペースが設けられているのです。
FIV(猫エイズ)ポジティブな猫のための保護猫カフェ
上板にゃんこ亭、2階と3階が店舗になっていて、2階が普通の保護猫と戯れるスペース、3階がFIV(猫エイズ)陽性になった猫のスペースとなっています。
FIVとは「猫免疫不全ウイルス」のこと。このウイルスによって引き起こされる病気は、一般的には「猫エイズ」、正式には「猫免疫不全ウイルス感染症」または「猫後天性免疫不全症候群」と呼ばれます。
FIVは猫から猫へ感染するウイルスで、ヒトに感染することはありません。ただ、一度FIVに感染すると完全に取り除くことができないそうで、感染した猫は生涯「キャリア」として生きていかなければならなくなります。
FIVは猫同士のケンカを通して感染することが多く、FIVが他の猫に感染しないよう、キャリアの猫は隔離されるのが一般的。上板にゃんこ亭もFIVが広がらないように階を分けて保護しているのでありますな。
ちなみに、FIVのキャリアだからと言って、どの猫も猫エイズの症状が出る訳ではないそう。「た目は健康な猫と特に違いがみられず、「無症状」な状態」であることが多いと言います(⇒出典)。実際、上板にゃんこ亭の猫たちも元気ハツラツ、しかも驚くほど人馴れしています。
キャリアだろうが何だろうが、猫は猫。一緒に遊ぶことで保護猫の支援にもなりますし、上板にゃんこ亭へ、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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