本日は大塚に来ました。庶民のお弁当や小腹が空いたときの軽食など、日本人のお腹を満たす食品として、今や世界的にも人気が高まっているのが「おにぎり」。そのおにぎりを求めて、1時間待ち! いえいえ、2時間待ち!? えぇ~い、3時間待ちならどうだ! という大行列店があるそうなのです。大塚の「ぼんご」、いやぁ凄いお店でありました。
大塚のぼんごに行ってみたくて
この日のお供はライカM5とズミルックス50mm。向かった先は山手線の大塚駅であります。
超大行列の先にあるのはおにぎり専門店ぼんご
とある週末の朝、家の人が「おにぎり食べたい」とおっしゃる。「へぇよござんす、米を炊こうか? セブンで買うか?」の返答に、「ノンノン、ココだよココに行くんだよ」と指さした先にあったのがコチラ。
週末(土曜日)の開店時間は9時と聞いており、9時ちょっと過ぎたくらい(9時半ごろ?)に到着したら、すでにこの大行列。お店の前から始まった行列は横断歩道を境に道路を1本またぎ、さらにもう1本またいで都電荒川線の線路沿いまで伸びています。一体どれくらい待つことになるのか、気の長い1日が始まりました。
3時間待って味わうおにぎり
庶民の味である「おにぎり」にここまで大行列ができるとは、一体どんなおにぎりなのでしょう!? あまりに人気過ぎて、周辺のお店などから苦情が来たりしないのか、など余計なことまで考えてしまいます。
ぼんごのおにぎりを味わう
おにぎりなので回転が速いかと思ったらトンデモナイ。店内の席数に限りがあるのと、どうやら皆さん味わい尽くしているようで、列はなかなか進みません。3時間近く待ってようやく入店できたころには、美味しい(に違いない)おにぎりをいただくための下準備もバッチリ。お腹はグーグーなのでありました。
凄いのはこの大行列と待ち時間なのに途中で離脱する人がほとんどいないこと。愛されているお店なのですなぁ。
ぼんごのおにぎりを味わう
という訳で、僕らもじっくりゆっくり待って入店し、おにぎりを注文! 凄い豊富なトッピングがある中で、選んだのは非常にオーソドックスなネギみそとかおかかとか(あと1個失念(;^_^A
早速に頬張ってみると、ほろほろ米粒がほどけていきます。ギュッと握り締められているというよりは、キュッとまとめられた感じでしょうか。お店のHPにも「握らないおにぎり」(⇒出典)とあるとおり、ふっくらふわふわな食感であります。
気になるお味は、あぁ、これは心温まる安心の味。お米やノリはもちろん美味しいのですが、それよりもホッとする安心感。奇をてらった具材で写真映え! も大事かもしれませんが、食事を美味しいと思える根底には、生まれたときから見知った味の安心感が不可欠なように思います。
その意味で、なるほど、これはどこまで行っても僕らが知ってるおにぎりで、おにぎりに対する期待とイメージを決して裏切らない、信頼できる味わいなのでありました。
寒空のもと、3時間ともに並んだ行列の同士たちは、この安心感を求めてきていたのかな。そう思うと、「おにぎりがつなぐ縁は大切にしなければ」と居ずまいを正したくなるのでありました。
ただ、僕らが行った週に限らず、だいたい週末はガチのマジで2時間待ち、3時間待ちの世界だそう。「それでも食べたい!」という気力体力忍耐力、そして「おにぎりで貴重な週末の1日がつぶれても構わない」という潤沢な時間があることが必須条件かもしれません(;^_^A
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