
本日はまだ日田にいます。日田に来たのだから、ここでしか味わえない美味しいものをいただきたい。そんな旅の醍醐味をニコン片手に満喫するのが本記事の目的です。日田ならではの美味しいもの、何があるかな?
日田の名物は焼きそば(らしい)
インターネットで日田の美味しいものと聞いてみたら、どこのグーグルも「焼きそば」と教えてくださる。そんなにグーグル先生が言うのなら、一度は味わってみるのが一見の素人旅人の運命なのでありましょう。
日田駅近くの想夫恋へ

という訳で、向かった先は日田駅すぐ近くにある「想夫恋」というお店。「そうふれん」と読み、日田名物の焼きそば=日田焼きそばの元祖だそうな。お店のHPによると、昭和32年創業で、店舗数は42、売上は45億円(1店あたり1億円超)!
焼きそば専門店で1店舗1億円はなかなか夢がありますな。ちなみに、さすがやり手の「想夫恋」、東京には3店、横浜にも1店あって、先日関東に進出した「資さんうどん」よろしく、がっつり関東人の胃袋を掴みにかかってきてます。
焼きそばがパリパリ?


さて、「想夫恋」が元祖という「日田焼きそば」の何がユニークかというと、パリパリなこと。「焼きそばがパリパリ? どういうこと??」と僕も首をかしげてみたものの、グーグルマップのクチコミが揃いも揃って「パリパリ」というのだから仕方ない。
料理長に許可をいただいて、つくっているところをマジマジと見させていただいたところ、ほほぅ、しっかりガッツリ、焦げ目がつくかつかないかのところまで焼いておる。群馬や富士宮や宇都宮で食べる焼きそばは、どちらかというとシットリ水分多めな印象ですが、日田の焼きそばはもっと乾燥した仕上がりを予感させてきます。
パリパリが美味しかった

待ちに待った初めての日田焼きそばがこちら! おおぉ、見た目はどこからどう見ても普通の焼きそば・・・なんですが、ホントだ、めっちゃパリパリ(◎_◎;)!
別に、焦げているわけではなく、焦げる寸前のちょっと前を見極めた感じで、へぇ、今まで食べたことがない食感だ。語弊を招きそうながら、強いて申しますと、その昔、幼少時代に家族みんなでホットプレートで焼きそばつくり、最後のほうまで残ってカピカピになった香ばしさと似ています。いや、このカリカリになった焼きそばがね、美味しかったんです。
再現したくてもなかなかできない、あの懐かしい味が、よもやまさか日田にあったとは・・・。もともと焼きそばは大好きだけれども、日田焼きそば、これはまた美味しい味があったものでした。
日田焼きそばが美味し過ぎてもう1軒
「想夫恋」で知った日田焼きそばが、ちょっとクセになる美味しさで、東京に帰る前にもう一度味わってみたいと思いました。という訳で、珍しく2日連続で同じメニューをチョイス。一応お店は別のところを新規開拓です。
泰勝軒が気になりまして


2軒目に選んだお店は泰勝軒というお店。ご高齢のご夫婦が2人で営んでいるお店で、目下、介護中の自分としては「料理を楽しむ」より「お手伝い大丈夫かな?」と、心配のほうが先に立ってしまいます。



もちろん、そんな心配は余計なお世話。「想夫恋」に負けず劣らず美味しい日田焼きそば、そして温かいちゃんぽん、さらには新鮮さの証であるトリのたたきの歓待を受けて、我大歓喜。
日田に到着して最初に見つけたお店の1つで、今回入らなかったら絶対後悔すると思っていたお店だったのです。想夫恋で日田焼きそばを勉強した分、余計に泰勝軒の美味しさを味わうことができました。
日田にはまだまだ美味しいものが数あれど、僕は焼きそばばかり食べていたかもしれませんw それでいいのか、いいんです。旅先で、胃袋に馴染み染み入る料理と出会えるだけ幸運。日本三大焼きそば(横手・富士宮・太田)でも何でも、現地で味わうご当地グルメほど美味しく満ち足りるものはありません。
もし仮に日田焼きそばを東京で食べたら、現地で食べたような感動はあるかなぁ。。。ちょっと期待が前のめりしそうな気がするでありますな(;^_^A
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