本日はフィルムのお話。F3も来たことですし、たまには趣向を変えてカラーフィルムにトライしてみてはどうだろう? という訳で、現在普通に買える最も安価なカラーネガフィルム「Kodak COLORPLUS 200」を使ってみました。これがまぁ、フィルムライク(!)なクラシックな写りで楽しいではありませんか。
Kodak COLORPLUS 200で撮る黒猫
カラーネガフィルム、気が付けば1,000円以下は壊滅で、最も安いと言われる「Kodak COLORPLUS 200」ですら、ビックカメラ特価1880円。「FUJICOLOR 100」なら、さらにお安く1540円でありますな。
もちろん撮るのは黒猫氏
並行輸入品のバンドルなら10本14300円とかで売ってるので、そっちのほうが少しだけお得かも。それにしても1本1400円超ですから、下手なランチを軽く飛び越え、センベロ+1品ができてしまうレベル。こりゃぁ、デジカメやスマホのようにバシャバシャ無駄打ちするのが躊躇われ・・・
る訳ないじゃないですかヤダー
貴重な1枚をこのブレ写真に全力投球。1430円を36枚で割ると、おおぅ、1枚あたり39.7円! ワイは約40円払って、このかわいい愛おしい黒猫のブレ写真を量産しているのだ。愛だよ愛。わきの下をヒヤッと冷たい風が吹いていく。フィルムカメラ使うなら暖をしっかり取るのが欠かせませんな。
すごい・・・黄色だ、Kodak COLORPLUS 200
さて、初めて使う「Kodak COLORPLUS 200」でありますが、いやぁ、これは凄い。室内の暖色系照明の下で使ったせいもあり、黄色が際立ちますな。
レトロでやさしい雰囲気は人物・生き物向きかも
レンズやスキャナーの設定、さらには撮影者の技量(ピンボケ・手ブレ)の問題もあろうでしょうが、描写が非常に柔らかい。黄色(緑?)傾向が非常にビビッドで、レトロでやさしい雰囲気が勝手ににじみ出てきます。露出補正+にかけ気味にすると、とても良いでありますな。
感度は200なれど、f1.2という抜群の明るさを持つAI 50mm f1.2Sなら、室内でも夜でも、まぁ無問題。粒子は細かいのが目立ってくるISO200という感じ。その粒子が逆にフィルム感を増大させています。
すっごい・・・ペラペラw
今、どこでも気軽(?)に手軽(!?)に買える唯一のカラーネガフィルムとしてカラープラスは貴重な存在。ビックカメラなどの大手家電量販店なら当日現像も対応してくれているみたい(ビックカメラの場合、1本930円 ※2025年1月時点)ですな。
現像まで含めると2700円のフィルム体験。決して安いとは言えないけれど、何年先も残り続ける、今この瞬間の記憶と思い出のためと思えば、多少はシャッターを切る気持ちが軽くなったりするかもしれません。
そんなお求めやすい「Kodak COLORPLUS 200」でありますが、驚いたのがその薄さ。まぁペラペラもペラペラ。カールも非常にキツくって、スキャナーにセットするのにひと苦労するほどの活きの良さ。雑に扱うとフィルム破いてしまいそうで、ちと取り扱い注意です。
ネット通販限定ながら、「Kodak COLORPLUS 200」と並ぶ安価なカラーネガフィルムとして同じくコダックのGOLD200というのがあったはず。GOLD200のほうが若干値が張り、写りもシャープだとか何とか。カラープラスとゴールドの比較はネットでもよく上げられていて参考になります。次はゴールドを買って、カラープラスと比べてみよう、そうしようと思うのでありました。
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