本日は銀座に来ました。すべてのものには始まりがあり、それは僕達が普段何気なく口にする食べ物にも言えること。例えば、コンビニやパン屋などで必ず売っているコロッケパンにも元祖な始まりがありました。という訳で、コロッケパンの元祖を求めて「元祖コロッケ チョウシ屋」へローライ片手に行ってみました。
元祖を求めて銀座へ
コロッケパンと言えば、ローライ35Sの試写がてら、三ノ輪の青木屋に行ったのが思い起こされます(⇒参考記事)。青木屋のコロッケパンは驚くほどのボリュームに腰を抜かした記憶がチラホラ。
コロッケパンにも元祖があると聞きまして
青木屋のコロッケパンで諸々衰えを感じざるを得ず、多少凹みもしましたが、それ以来、ちょっとコロッケパンにハマり中。コンビニとかのではなく、青木屋のようにしっかり美味しい「町のパン屋」のコロッケパンなら「ナオヨシ」であります。
そんなコロッケパンですが、なんと元祖がちゃんとあるらしい。明治に伝わった「クロケット」という食べ物からコロッケが生まれ、コロッケは大正時代に「三大洋食」と呼ばれるほどの大ブームに。流行の追い風に乗って当時大人気のコロッケをコッペパンに挟んでしまったのが、本日の目的地「元祖コロッケ チョウシ屋」なのだそうです。
出典はこちら。日本だけでなく世界のパンやパン類似品の話が満載で、ついつい読み耽ってしまいます。
チョウシ屋で元祖コロッケパンを食す
小雨降る銀座をトボトボ歩いて、チョチョッと迷うことしばし。本日の目的地「元祖コロッケ チョウシ屋」に到着しました。
コッペパンと食パンから選べるコロッケパン
チョウシ屋は町の総菜屋さんという佇まい。売っているものはコロッケ、トンカツ、メンチカツなど揚げ物のみで、昔それらをパンについうっかり挟んでしまった、賄い的なものがコロッケパンの始まりなのかもしれません。
コロッケパンは1個(1本?)360円なり(※2023年6月時点)。バンズはコッペパンと食パンから選べる仕様になっていて、むむむ、食パンに挟めるのは家庭的?でむしろ斬新! 今回は無難にコッペパンにしましたが、次回は食パンを選んでみようかな。。。
ビッグなサイズでもコロッケはコンパクトで胃もたれ回避
青木屋のボリュームに圧倒された記憶が鮮烈にありますので、丸ごと1本を一気に食べるのではなく、半分は持ち帰る気持ちで、それでは早速にいただきます!
サイズは見るからにビッグサイズ。30cmはあるでしょうか!? 青木屋のコロッケパン同様、半分に切ったハーフサイズでもローライ35Sより大きいのが見て取れます。
サイズにビビりつつも、ところがどっこい、コロッケ自体の大きさはとても小ぶりでコンパクト。丸ごと1本に2個コロッケが入っているものの、控え目な大きさのコロッケのおかげで圧倒されるようなボリューム感はありません。サクサクホクホクのちょうど良い大きさのコロッケと口当たりの軽いコッペパンのおかげで、まぁなんとビックリ、簡単に完食できちゃった!
うん、これは美味しい。さすが元祖だ、素晴らしいコロッケパン、ぜひとも今度は食パンで試してみたいでありますぞ(゚∀゚)!
元祖を巡る旅も面白そうだ
という訳で、青木屋のコロッケパンに刺激を受けて、元祖を知りたいと思って訪ねた「チョウシ屋」は、いやぁさすが100年近く続く老舗のお店。100年経っても愛される、素晴らしい食べ物を発明してくれて本当にありがとうございました。
食の歴史にも夢がある
よもやまさかコロッケパンにも元祖があって、しかもその歴史がネットで簡単に出てくるとは思わなんだでありました。そこからさらに掘り下げていくと、しっかり文献や歴史的資料に行き着いたりしますで、むむむ、食の歴史をたどっていくのはとてもとても面白い。
写真を撮りにどこかへ行けば行くほど、学ぶべきこと・知りたいことが増えてまいります。そうやって、また当ブログのテーマがぶれていくのでありました(;^_^A
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