2020年の最初のライカ・トラベローグは因縁と思い出の地へ。ベトナム。20年ぶりに帰ってきたハノイは、僕が知ってるハノイじゃなく、僕が知っているハノイでした。
単なる思い付きで始まったハノイへの旅
学生時代に細切れで延べ半年住んでいたハノイ。20年ぶりに行こうと思ったのは単なる思い付きでした。
思い付きが現実に
その思い付きが現実になってしまった。大人の財布の力は恐ろしい。観光地とは言いづらいベトナムの首都ハノイに、しかも旧正月という観光客に最悪の一番静かなときに行くなんて・・・。
まるで20年前とソックリ。今回も氷雨降りしきる成田空港を後にしたのであります。
ここはどこだ?
初めてのLCCに揺られること6時間強。やっとのことでたどり着いた場所は、はてどこだ、ここは?
僕は本当にハノイに着いたのか?
たどり着いたのは間違いなくハノイのノイバイ空港。聞こえる言葉は紛れもないベトナム語。みんな笑って元気で活気にあふれていて、お茶のようなハノイ独特の香りが立ち込めて、懐かしい・・・
はずなのに、どこだ、ここは? 間違ってホーチミンに着いちゃったかな??
ノイバイ空港はプレハブで、道路は半分未舗装で、そんな20年前の記憶が邪魔をします。
やっぱりハノイに帰ってきた
ノイバイ空港からの道中はただただ言葉が出ません。365日×20の月日の外見的な変化はただただ凄まじかった。
ハノイに帰ってきた実感
それでも市街地に入ると、いつものバイクの大群。鳴らさずにはいられないクラクション。多くの人が信号を守っていることに度肝を抜かれるほど驚いたけど、ハノイは僕が知っているハノイでした。
ホアンキエム湖で、20年前と同じように詐欺グループにひっかかり、危うく実害に遭いかけたりしたけれど、その分、ハノイに帰ってきた実感が湧いてきました。